
「花」~春のうららの隅田川~のお話し
昨日は、神奈川県海老名市の国分コミュニティセンターで開催された「おしゃべりサロン」で、音楽レクリエーションを行いました。
30名近い高齢者のご参加者の方々と、10曲ほど、懐かしい唱歌や、昭和歌謡を歌ったり、楽器を演奏したりして、60分間、楽しんで頂きました。 1曲目は「花」。
~ 春のうららの 隅田川 のぼりくだりの船人が 櫂のしづくも花と散る ながめを何にたとふべき~
という、あの有名な歌です。
この歌が出来たのは、明治33年(西暦1900年)、120年も前に作られたのですね。 作詞は東京音楽学校の教師になった武島羽衣(28歳)、作曲は同校の助教授の滝廉太郎(21歳)。
こんなに若いお2人が作ったとは思えない格調高い詞と曲です。
歌が作られた明治時代の隅田川の風景の写真です。 満開の桜の周りにたくさんの人がいて、土手に座っている人もいます。
渡しの船が何隻も見えます。 今の隅田川の写真はこちら。 今も昔も桜の名所として親しまれています。
隅田川が桜の名所になったのは、江戸幕府の時代です。 4代将軍・徳川家綱によって、川の